生きづらさマガジン

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『違国日記』②第2話

遺品を整理した翌日、朝の卒業式の日。終わる中学の生活から高校への想いをつのらせて登校した朝の元に親友のえみりが思いつめた様子で声をかけてくる。そこで朝はえみりの母が連絡網を回し、朝の両親が亡くなったことが学校中に知れ渡っていることを知る。
先生たちにもあれこれ言及され、朝はついに自分じゃいられなくなることに逆上する。

 

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「えみり最悪」「大ッ嫌い」
友に暴言を残し学校を去る朝。自分の気持ち、感じ方は自分だけのもので誰にも責める権利はないという槙生の言葉が頭をよぎる。泣きながら無心で足を運んだ先は遺品を整理したかつての実家だった。そこまできてようやく自分が帰る場所ではなかったと気づく。
「…どうやって帰るんだっけ…」と自分の戻る所があやふやになる朝。

 


帰りの遅い朝を心配をしている槙生の元に、ようやく機嫌悪く帰ってくる朝。苛立つ朝に槙生は言う。


「朝。わるいけどこの家に一人になれる場所はない」
「わたしはあなたに何かあったんじゃないかと思ってぞっとしたしあなたとわたしの間の感情には関係なくあなたを気づかう責任がある」

他人の気持ちは責めない。でも他人に対しての責任を持つ。他人に対して冷たいように聞こえる槙生の言葉も、見捨てる・無関心の意味ではなくきちんと見守る覚悟がある上での発言だった。


「どうした」と聞く槙生に朝は答える。

 

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