「生きづらさ研究会」主催ぎりさんのブログ

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「恋愛(感情)とはなにか」を恋愛マンガを使って語るよ。

渡辺ペコさんの『1122(いいふうふ)』読んでます。今3巻まで出ています。
 
 

 

1122(1) (モーニング KC)

1122(1) (モーニング KC)

 

 

“妻・相原一子。夫・相原二也。結婚7年目の仲良し夫婦。セックスレス。子供なし。そんな二人が選択したのは「婚外恋愛許可制(公認不倫)」。おとやには、いちこも公認の“恋人”美月がいる。美月との恋に夢中になり始めるおとやを見て、いちこにも変化が……”
 
 
渡辺ペコさんのマンガに出てくるキャラたちは「結婚」「恋愛」「子ども」「家族」「幸せ」をそれぞれを丁寧に(グズグズと奥深く)考えて「自分はどうなんだ、どうしたいんだ」を問い続けていて、そこが面白いんですよね。
 
前作の『にこたま』(全5巻)も同様です。
 
 
にこたま(1) (モーニングコミックス)
 

 

 
こちらも同棲中の男性が一夜の浮気で上司を妊娠させたあげくに同棲中の彼女が卵巣腫瘍で摘出手術をすることに…という「二個のたま」を巡る物語です。
 
どちらもわりと男性がどうしようもない感があふれていて女性目線だとそこが鼻につくようですが…。
 
 

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この「男性の弱さ」って「不倫」や「依存」や「自殺」につながる部分で、ここの消化(昇華)の仕方が生きづらさを左右するのではないか…と思っています。
自分の弱さに向き合うのがヘタだと生きづらいんですわ。
 
 
そんなわけで本題ですが。
次に紹介するのはわたしの恋愛のバイブル、『失恋ショコラティエ』(全9巻)の紹介です。松潤石原さとみでドラマ化もしましたね。そちらは未見ですが。
 

 

失恋ショコラティエ 1 (フラワーコミックスアルファ)

失恋ショコラティエ 1 (フラワーコミックスアルファ)

 

 

 
振られた女性に片想いをし続け、その思いを全てショコラティエとしてチョコにぶつけて彼女の気持ちを引き続けるという怨念マンガなんですが、ここに男の(人間の)強さの規範みたいなものが描かれていてスゲーってなります。
 
「誰かのために自分のできることを全力で注ぐ」
 
美しいですね〜。でもアカンのですわ。片想いの彼女はもう、結婚しているので。
 
じゃあなんのためにするのかっていう。
 
「あわよくば」
 
なんですよね。そこが最高にゲスくて、尊いんです。
 
 
恋愛って、自分の中にある無数のドロドロの欲望をきれいにまとめてみせたものなんじゃないかと。
 
 
テンパリングしたあとのきれいなチョコレートのように。
 
 
 

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自分の中にある欲望、安心したい、幸せになりたい、楽をしたい、性欲を満たしたい、触れたい、嗅ぎたい、食べたい、苦しみたい、家庭がほしい子どもがほしい、認めてほしい、見せつけたい、支配したい、とにかく楽になりたいといったものたちをキレイに整えて手に取りやすく差し出しやすくしたものを「恋愛」と呼んでいるのではないかと。
 
 
 

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『失恋〜』の二人はこの後どんどん汚れていきますが、男と女のラブゲームの手を一向にゆるめません。
彼は同じように片想いでつらい思いをしている別の女性とセフレ関係になり、片想いの彼女は彼女でショコラティエとして成功していく彼の気を引こうとあの手この手で彼を心を揺さぶります。
とにかく最高にゲスくてしょうもない話ではあるんですが、そんなドロドロの中に恋愛のなんたるかを考えさせてくれる作品なんです。
 
恋愛のよさって「ダメな自分に気持ちよく向き合える要素がある」ってとこで、恋愛のシンドさって「ダメな自分に否が応でも向き合わなきゃいけないシンドさ」なんですよね。
どちらにころんだところでシンドさはあるので恋愛やってる人は本当にスゲーなって思います。いやあ、疲れるよね、恋愛。
 
 
なんかしみじみしちゃったわぁ。