どうしたら生きづらさがなくなるのか

初めに答えを言ってしまえば「なくなりません」がそうなんだけどね。そんな簡単に消えたらこんなに長いこと苦しんでないよね。
でも、楽になる方法はあります。それを今回はお伝えしようと思います。わたしが普段やっている電話での傾聴ボランティアの場合として、です。ものすごい絶望、圧倒的な死にたみ(若者言葉ってマイルドになるからすごい)に遭遇したらどうするかって感じで限定的なのですが、そこまではいかなくとも生きづらさを感じている人の参考になればと思いお伝えします。
 
どうしたら今のこの生きづらさ、苦しさがなくなるのか。ズバッとピッタリの解決法を欲している人がいます。それだけ本当に苦しんでいるんだな、なんとかしてほしいんだなとは思います。しかしそういう人に自分で考えた解決法(両者で関係性を築いていないんだからどうしたったこちらの一方的なものにならざるをえないんですが)を言ったところで納得しないですよね。たいていは「うーん」みたいな感じになるのがオチです。相手のつらさがどういう類のものなのかわからないまま当てはめようとしたところで無理な話です。ちゃんとした解決法を見つけたいのならお互いですりあわせないと難しいです。
 
必要なのは気持ちの寄り添い、共感ですね。
よく言いますよね、共感を持って聴きましょうとか。傾聴は相手の気持ちになって聞くことですとか。
よくカン違いされるんですけど、共感って何でもかんでも相手の言うことに賛成しなきゃいけない、ということじゃないんですよね。それはちょっと違うんじゃないかとか、それはよくわからないな、と思ったら素直に言う。私はこう思ったんだけど、どうなんですかね、って聞く。そうすると話し手もいやそういうことではなくて○○で…ということで初めて本人の気持ちが深まっていく。自分の気持を偽ってムリに相手に話を合わせることは共感ではないんですよね。
あとつらい話を聞くと引っ張られるとか、同情して聞いてしまうってのは主体が聞き手側になってしまってるからなんですよね。つらいのは話し手の方なのに自分事として聞いてしまってる。これでは相手の気持になって聞いているとは言えません。心は寄り添いながら、頭は冷静に。身も心も相手に引き込まれたら一緒になって落ちていっちゃいますからね。よく言う「共倒れ」にならないように、寄り添いながらも自分というものをしっかり保持しておきましょう。
 
…生きづらさを感じている人がよくいうセリフに「居場所がない」ってあるんです。「誰も自分のことをわかってくれない」と同じで強い孤独を感じている状態です。
理解者もおらず未来が見えず圧倒的絶望の中にいる。こんな状態で説得、説教、アドバイス、励ましを受け入れる力なんかありません。まずはその孤立してしまった状態から抜け出さないといけない。一人じゃないことに気づく、そのための寄り添いなんですよね。
そんなことを言える相手がいないとお思いでしたら匿名掲示板でも、電話相談でも、「メンヘラ.jp」でもどこでも吐き出しちゃってください。友達や家族のように近い間柄だとよけいに言えないことも、どこの誰かわからない遠い人になら案外言えたりするものです。丁寧な答えが返ってこないかもしれません。そういう場合もあるでしょう。でも、もしあなたがそういうつらい気持ちでさまよっていたなら「こういう言葉をかけてほしいんだろうな」という気持ちがわいてくるかもしれません。それが共感というものです。誰かのためを思えるようになったらあなたはもう一人ではないし、そこまで思える状態でないならばなおさら素直に誰かの寄り添いを求めなくてはいけないんだな、と気づいてほしいんです。
 
しっかりと自分の気持を伝えること。これが大事です。
 
まあこれ自体もアドバイスみたいなもんですが(笑)。
 
とにかく、まずは孤立を防ぐこと。
自分のつらい気持ちを安心して話せる場があると良いですね。
 
「生きづらさ研究会」のような、ね。
(けっきょくこれが言いたかった)