傾聴
レイモンド・カーヴァーという作家の短編作品の一つに『ささやかだけれど、役にたつこと』というものがあります。 何年かに一度この作品を読み返します。私が見ているのは1990年に発行された、村上春樹さん訳のカーヴァー全集3巻に収められたものです。今日…
どうも、傾聴ボランティア団体に所属しているぎりさんと申します。皆さんは「レンタルなんもしない人」さんをご存知でしょうか。交通費と飲食代(必要なら)だけで一人分の人間の存在を借りることができるというサービスです。 レンタルなんもしない人 (@mor…
傷口から人生。 メンヘラが就活して失敗したら生きるのが面白くなった (幻冬舎文庫) 作者: 小野美由紀 出版社/メーカー: 幻冬舎 発売日: 2015/02/07 メディア: Kindle版 この商品を含むブログを見る 小野美由紀さんの『傷口から人生』を読み終えた。彼女のラ…
『「助けて」が言えない』の会をやります。 【開催日時】2019年4月28日(日) 14時〜17時 品川区目黒駅そばのレンタル会議室(定員8名)※会費 千円二次会 近くのファミレス 18時〜21時ごろ 途中参加、ドタキャンOK、参加希望の方はブログのコメント欄かツイッ…
ハイ、最近「助けて」が言えないについてブログを書いているぎりさんです。 わたし自身これについてずーっと苦しんできているので、今回同じ思いを持っているみんなで集まってその気持ちを吐き出そう!ということで企画しました。 『「助けて」が言えないの…
【『助けて』を言えない気持ちを語りあう、研究する会を四月下旬に開きます。詳細は次のブログにて】 「事がらを聞くな、気持ちを聞け」というのは傾聴において大事だとされていますが、それがよく表れた事例があったていたのでリンクを貼っておきます。 第…
あなたは「助けて」って言えますか? ちなみにわたしは言えないタイプです。 これについてはいっぱい考えたいし、話し合いたいな〜と思ってたところなんですが、今回はこの「助けて」が言えないことでどういうことが起こるか、ということを書いていきたいと…
第3回寄りそい方研究会の報告です。今回はわたしを含めて5名参加ということで、このぐらいの人数になるとカフェよりも会議室を借りてやっても良かったかと思いましたが、場の空気感というのもありますからね。わたしとしては思いっきり主観的になれる場と少…
3月3日、池袋にて第3回寄りそい方研究会をやります(詳細は前回のブログで)。今回はテーマとして『自分の葛藤とどう向き合うか〜どうして死んだらいけないの?』を掲げています。誰かを支える、寄りそうにあたって「自分の中にも葛藤がある」「自分だって死…
「どうして死んだらいけないんですか?」 傾聴のボランティアをしているとまれに聞かれる言葉です。 この場合もやはり話し手側の気持ちを聞くことが優先ですが、そもそもここには「話し手と聞き手の分断」がある気がします(その他の可能性ももちろんありま…
新年の西武・そごうの広告が賛否両論を巻き起こしてから早一か月。あのときのモヤモヤが未だに残っている。 ↓ 1.炎上しているのを知ってその広告をSNS上で初めて見たとき、たしかにこれはひどいと思った。 2.翌日に渋谷の西武に行って、小さく申し訳程度に飾…
支える側の人たちの本音と苦悩をお届けしたいと始まった『寄りそい方研究会』ですが、2回目を終えての感想を参加者の方からいただきましたのでそれを載せますね。 ↓ “まず、この集まり自体が気持ちを聴きあうこと・言葉にして話し合うことの一環になっている…
あなたが誰かや何かに対して「キレる」とき、それは自分が「被害者であるがゆえ」のことかもしれません。 自分の中に納得できない出来事(毒親とかいじめられた仲間との関係性など)を未解決のまま押し込んで聞こえているのに聞こえていないふりをしたり、無…
【1月27日に第2回「寄りそい方研究会」行います。場所は池袋のカフェで、時間は14時〜17時です。前回の詳細は以前の記事をお読みください。 ・わたしの感想→http://aroman.hatenadiary.jp/entry/2018/12/05/000544 ・参加者からいただいた感想→http://aroman…
またもや突然ではありますがイベントやります。【2人の当事者と100人の聞き手たち】です。 自分の生きづらさがある特定の相手にはっきりと起因している人たちは、同質の当事者同士で集まって得られるものだけでなく、そういった相手と直接話しあう・聞きあう…
新年明けましおめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 傾聴ボランティアをやっているぎりさんと申します。今まで『生きづらさ研究会』や新しく立ち上げた『寄りそい方研究会』を行い、そして未だ形が見えない『マイノリティとしての婚活・恋…
『鉄道駅の自殺防止ポスターがまぶしすぎてむしろ自殺したさが増す』というツイートのまとめが流れてきて、そのしんどさはこのポスターが「この国の自殺に対するイメージを如実に表してしまっているその絶望」からくる部分も大きいと思った。 鉄道駅の自殺防…
こちらの記事は婚活とか関係なく先日起きたわたし自身メンタル落ちの話です。今、自分の弱さに向き合っている人、抱えている人に読んでほしい記事です。 ひさびさに、落ちちゃいました。急転直下、一瞬でどん底に。わたし自身も最近調子良くて「メンタル強く…
“「支えてほしい」「支えたい」という言葉を言うと「(疲れているし)そんなことしたくない」「そんなことしなくていい」と返される” というつぶやきを目にしまして、「支える」っていう言葉はけっこうしんどい言葉であり行為なんではないかと思ったんです。…
12月2日の日曜日に池袋において「支援する側の気持ちを話し合う会」をやります。傾聴ボランティアをやっている私ともうお一方で、支える側・ボランティア側の気持ち…難しさやしんどさ、不安に思うことなどを素直に話し合えたらいいね、ということで企画しま…
「自分と他人は違うんだ」と認識することで余計な期待や失望をしなくて済む、余計な軋轢やストレスを避けられて万々歳だ、というのがわりと一般的な解釈だと思うのですが。 傾聴の場でも「相手を尊重する」「偏見や先入観を持たない」「意見の押し付けやアド…
最近『ビースターズ』という生きづらさ満載のマンガが好きで、来年一月に読書会やりたいと考えています。なのでビースターズ関連のツイートが増える…かもしれない。 BEASTARS 1 (少年チャンピオン・コミックス) 作者: 板垣巴留 出版社/メーカー: 秋田書店 …
傾聴ボランティアの一環として親子のお絵かきイベントをやってまいりました。 何を書いていくのか、わからないことは聴きながら絵を完成させていく「聴くことの大切さ」ゲームなんですが、なかなか小さいお子さんには難しいですね。それでも子供ならではの発…
前回、前々回の記事から続く内容ではありますが。 前回記事で圧倒的な絶望から出るには一人でいないこと、と書きました。その後のことを書きます。 生きづらさも一つ一つの要素に着目したら「普通でいなければいけないという同調圧力」であったり「人間関係…
初めに答えを言ってしまえば「なくなりません」がそうなんだけどね。そんな簡単に消えたらこんなに長いこと苦しんでないよね。 でも、楽になる方法はあります。それを今回はお伝えしようと思います。わたしが普段やっている電話での傾聴ボランティアの場合と…
お悩み相談サイトで友人の自殺の相談を受けた人が、その時の自身の対応について投稿をしていました。 投稿者は友人に自殺の相談をされ、電話越しに必死になって「死んでほしくない」「お願いだから」ということを訴え続けたそうです。それで一旦は取りやめて…